種から水草を育成するキット「聖新陶芸 育てる水草(S)」を購入してからテラリウム熱が盛り上がり続けている今日この頃。以前より苔のテラリウムに興味があり、同じ聖新陶芸から発売されている「聖新陶芸 苔庭キット」を購入したので紹介したいと思います。(開封から完成までの動画を作りました。記事の最後に掲載しています)
デスクの上に手軽に癒しの苔庭を作れるキット
この苔庭キットは、乾燥に強いといわれている生きた「スナゴケ」がセットに入ってる本格的な苔庭を造れるキットです。キットの内容は、庭の土台となる木箱、底スポンジ、スナゴケ、木箱の底に敷き詰める底石1袋、化粧砂(白)1袋、ミニ灯籠1個、黒石3個、水やり用霧吹き1個、説明書1枚というセット内容です。自分の手で実際に苔に触れ、石の並べ方を見立てて、砂を敷いて、自由な発想で自分だけの苔の庭園を造れるという超クリエイティブなキットです。
乾燥に強い生きたスナゴケ
セットに入っているスナゴケは、とても乾燥に強い植物で、乾燥しているときは仮死状態になっているそうなのですが、水をかけるとすぐに息を吹き返す大変生命力の強い苔です。ですので、キットを置く場所もかなり自由度が高く、さすがに真っ暗な場所ではよくないと思いますが、日当たりもあまり気にしなくていいという管理が簡単な植物です。
底石を敷く
まず、キットに同封されてる底石の袋を開封し、木箱の中に入れます。木箱には初めから底スポンジがついているので、そのスポンジの上に底石を敷き詰めます。しっかりと平らになるように丁寧にならします。
スナゴケを自分のイメージで切って並べる
早速スナゴケを並べるのですが、スナゴケは長方形の塊で同封されています。説明書にはハサミなどで切れると書かれているのですが、私の場合は手で千切ったほうがやりやすかったです。ただ、失敗が許されないので、どう千切るかかなり迷いました。パッケージの写真などを参考にもしましたが、せっかく自分だけの苔庭を造れるのに、同じになってしまったら意味がないですしね。いろいろ悩んでやっとレイアウトが決まり、底石の上に直接並べていきます。
スナゴケのレイアウトが決まったら化粧砂を敷いていく(コツあり)
無事にスナゴケのレイアウトが決まったら、白い化粧砂を敷き詰めていきます。ここからがポイントで、私としては「化粧砂を敷き詰める前に小物のレイアウトを決めておく」ことをオススメします。というのも、この白い化粧砂、仕上げの工程で水をかけるのですが、「水をかけてからしばらくすると固着する設計になっている」のです。うっかりしたくしゃみなどで砂が飛ばないための親切設計なのですが、水をかけてから小物を悩んでいると、うっかりすると固まって置きずらくなってしまうかと思います。ただ、「先に砂を固めるのは、小物を気分によって配置を変えられるように」という設計だと思うのですが、固まった上に小物を置くと、砂の中に石などが少し埋まっているリアルな感じが出ないので、しょっちゅう配置を変えなくてもいいという方は、私のように「先に小物を置いて、その周りをバランスよく化粧砂で埋めていくやり方」がリアルに仕上がると思います。
付属のスプレーで水をかける
小物を配置した方も、しなかった方も、化粧砂を固めるためと主役のスナゴケ君を蘇生させるために付属のスプレーに水を入れてシュッシュと霧吹きをします。あまり大量にかける必要はありませんが、スナゴケにはある程度しっかりかけ、化粧砂も固めるために全体的にまんべんなく水がかかるように吹きかけてください。
化粧砂が固まったらうっとり眺めてひたすら癒される
いよいよ完成です。世界にひとつだけの苔庭を眺めながらひたすら癒されてください。スナゴケへの水やりは、1週間に1回くらいでいいそうです。また、スナゴケは1日1時間~3時間、日光を当てた方がいいようです。お昼休みなどに、スナゴケと一緒に日光を浴びながらお昼ご飯とかもいいかもしれませんね。